レオパ飼育方法 ~入門編~後編
- つぶ
- 2018年7月26日
- 読了時間: 5分
更新日:2018年7月29日
エサについて
エサはピンセットで与えるかケージ内に生きている昆虫を放して捕食させたり置き餌などもあります。自分のレオパにあった方法で与えてみましょう。
アルビノやエクリプスは視力が弱く、エサを捕獲しずらい傾向にあります。
放しエサでなかなか捕獲できない場合にはピンセットでの給餌に慣れさせればスムーズにエサを与えることができるでしょう。
エサを与える回数や量は成長にともなって変化します。
ベビーやヤングのときは急激に成長するため、食欲旺盛ですが、食い溜めができないため、ほぼ毎日食べるだけ給餌することが大切です。サブアダルトやアダルトになると体が出来上がり、食い溜めができるようになるため、数日~一週間に一度の給餌で大丈夫になります。
ここでポイント。
ピンセットでの給餌は金属製のピンセットではレオパの口内を傷つける可能性があるため、竹製などの柔らかい素材を選ぶようにしましょう。
爬虫類を取り扱うペットショップ、爬虫類ショップ、ネットなどで購入でき、大体500円ほどなのでそれほど高価なものではありません。
エサの種類についてはうちではデュビアを与えていますが一般的にはコオロギをあたえます。
このほかにもジャイアントミルワーム(与えるならおやつ程度がよいでしょう)、シルクワーム、ハニーワーム、ゴキブリ系(デュビア・レッドローチ)などがあります。
次にえさの与え方
コオロギは与える際に下処理をします。捕食時に触覚が目に触れることを嫌がる個体が多く、幼い時に嫌な思いをするとコオロギ自体を拒否してしまうこともあります。
またベビーやヤングのときに元気なコオロギを放して与えると体に噛みつくことがあり、それがトラウマとなりコオロギを恐れてしまう個体も出てきます。
そこで個体がまだ幼いときはコオロギの触覚を取り除き、ピンセットなどで頭を潰し、さらに固い後ろ足を取り除くなどの下処理をしましょう。
与える際はカルシウムの粉(ショップやネットなどで500円程度でうっています)を必ずまぶすようにしましょう。
まぶし方については袋にカルシウムとエサを入れてシェイクしたり、カップなどの容器にカルシウムを入れておき、エサを入れて左右に振ることでまぶすことができます。
このカルシウムはコオロギなどにほとんど含まれておらず、まぶさずに与えていると手足などの骨がまがってしまう(元には戻りません)クル病という病気にかかってしまうので必ずエサを与える際はカルシウムをまぶすようにしましょう。
エサについてですが個人的にコオロギよりデュビアを推奨します。
なぜかというと私もコオロギを餌として与えていた時期もありますがキープするのが結構手間がかかり、しかも水分が多くなってくると臭います。
それにくらべデュビアは臭わない、壁を登らない、鳴かない、エサ切れに強いなどコオロギに比べいい点がたくさんあります。
ただ、デュビアはゴキブリなので見た目がちょっと。。。という方もいらっしゃると思います。
雄のデュビア成虫は羽が生えてまんまゴキブリですが、幼虫や雌は小判のようなワラジムシのような見た目でゴキブリとはまた違った印象なのでこれなら大丈夫という方もいらっしゃるかと思います。
ただ繁殖スピードが遅く、性成熟するまで成虫になってから半年と結構時間がかかります。
その点については同じゴキブリのコックローチは繁殖スピードが速いです。
ただ見た目がTHEゴキブリ。走るのが速い、人によっては臭うなどがありどれを選ぶかはその人次第です。
次に拒食について
拒食とはエサを食べない状態のことを指します。
大きな原因としては買ってきたばかりで環境の変化についていけてない、今まで食べていたものと違うので食べないなどがあります。
環境変化による拒食については環境を整えることが先決です。乾燥した状況で飼育すると拒食することも多いので改善しましょう。
飼育環境を見直し、ストレスを軽減する。湿度を最適に保つ。昼夜で温度差がある環境を作り、代謝に変化をつけるなどしてあげればやがてエサを食べてくれることでしょう。
これは私の家で飼っているレオパの話なのですが買ってきて間もない個体が全くエサをたべずに困っていた時がありました。
色々調べてハニーワームが食いつきがいいとのことで早速購入し、ピンセットからは食べないので下へ放してみるとうねうねしてるのが食欲をそそったのか、食べるわ食べる。
70匹ほど購入して40匹くらいは平らげたとおもいます。
給餌後ハンドリングしてみるとお腹がパンパン。たぷたぷ。
ほんとはお腹空いてたんだなあと思わされる出来事でした。
拒食している子がいる方はエサを変えてみるというのも一つの手だとおもいます。
あとはこれもうちにいる子の話なのですが、購入してきて間もない時はちゃんと餌を食べていたのですが、ある日を境にエサを全く食べなくなり、尻尾もどんどん痩せていきました。
仕方なく強制給餌をしてみても吐き出したり、飲み込んでも糞はしますが痩せていく一方でした。
調べたところクリプトという寄生虫の症状そっくりで今もエサをたべないままです。
クリプトは強い感染力があり、水や糞を介して感染するとのことなのでその子のケージだけ離れた場所に置くことにしました。
ハニーワームも試してみましたが見向きもせず徐々にやせ細っていく姿を見ているのはつらいです。
このクリプト 治療法がなく重症化すると90パー死亡とのことです。
こういう病気も拒食には隠れている可能性があるってことをぜひ頭の片隅においておいてもらいたいです・・。
では長くなりましたがレオパ飼育入門編はここまでとします。
閲覧ありがとうございました。
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